学校や部活、職場など、どんなコミュニティーにいる時でも、周りからの自分への扱いやポジションが同じってことありませんか?
それが人気者とか愛されキャラというポジションなら楽しく過ごせますね。
ですがどこへ行ってもいじられキャラとかネタにされがちとか、しょっちゅうパワハラやモラハラを受けやすいとか・・・
職場にはなぜか攻撃されやすい人がいます。
一方で全く同じことをしてもあまり攻撃されない人がいますよね。
かく言う私もパワハラを受けやすい人間の一人です。
「なんで自分だけキツく言われるんだろう?」
「何でそこまで言われなきゃいけないんだろう?」
正直、このような差別はたまったもんじゃありません。
今回はパワハラされやすい人の特徴を紹介します。
目次
パワハラされやすい人の特徴
真面目で優しい人
真面目で優しい性格、これは人としての長所と言えるでしょう。
ですがパワハラの加害者は、そんな真面目で優しい性格につけこんで攻撃をしてきます。
周りから真面目で優しい人と思われていると「コイツは強く出てこない」と軽く見られて、好き放題に言われてしまいます。
また上司や同僚の言うことを真面目にこなそうとすると「アイツは言えばやってくれる」と難題や仕事を押し付けられかねません。
仕事はできる人のところに集まるのではありません。
押し付けやすい人のところに集まるのです。
真面目な人は仕事でミスをしてしまった時に自分を責めてしまいがち。
それはパワハラ加害者からすれば格好のターゲットです。
パワハラを受けていても「これは指導だ」「お前のためを思って言ってやってるんだ」と言う言葉を信じ、もっと自分が頑張らなければいけないと思ってしまうのです。
前の職場は派遣で行っていたのですが、やたら体を使う作業とか雑用とかに呼ばれてましたね。
そうした作業自体は業務の内と思って仕事していましたが・・・飲み会の幹事を指示された時は「えっ?」て思いましたよ。それは派遣の仕事ですかって。
そしたら「なんだその不服そうな顔は!」「みんなと仲良くなれるチャンスを作ってやってる」と言われました。
チャンスって・・・何であんな上から目線なんでしょうか。
パワハラ加害者はその人を攻撃して優越感に浸ったり、ストレスのはけ口としてパワハラをしてくる傾向にあるのです。
文句を言えない、お願い事を断れない人
NOと言えない、言いたいことがあっても口にできない。
これも日本人に多いタイプではないでしょうか。
人に対して文句を言えないタイプの人、お願い事を断れないタイプの人ももパワハラの対象になりやすいです。
パワハラ上司はあなたが何も言い返してこないのをいいことに、要求がだんだんエスカレートしていき、やがて捌ききれなくなって自爆してしまうなんてことに。
文句を言えないとかお願いごとを断れないのは「周りから良く思われたい」「人間関係を悪化させたくない」と思ってのことでしょう。
人によって暴言すらも「自分のことを思って強く言ってくれてるのかな」と思ってしまう。
違います。格好のサンドバッグにされているだけです。
ストレスや捌ききれないほどの仕事を溜めこんでおかしくなってしまう前に、「パワハラかもしれない」と思ったら専門窓口への相談を検討してください。
自分に自信がない人
自己評価が低くて自分に自信がなく、いつもオドオドしている人は攻撃の対象となりやすくなります。
攻撃とは単にむしゃくしゃいるから憂さを晴らしている場合もありますが、相手を自分よりも下に位置付けるために行うもの。
他人を、自分より下のポジションにつかせることで安心感を得ようとします。
人を傷つけて劣等感を抱かせることで、自分が優位に立ちたいのです。
自信がない人は簡単に傷つけることができるのでターゲットにしやすいです。
そのため攻撃を受けた時に、オドオドした表情や態度をとっていると相手の思うツボになってしまいます。
「コイツは自分より下の人間だ」と思い優越感を感じ、あなたを攻撃すること、パワハラすることが常態化してしまうのです。
コミュニケーションが苦手で職場で孤立している人
コミュニケーションが苦手で職場で孤立している人も攻撃的な人間に目を付けられやすいです。
攻撃的な人は、自分より下に位置づけしやすい人をターゲットにします。
そのため、みんなの中心にいる人気のある人、慕われている人が狙われることはあまりありません。
そのような人を攻撃して周囲から嫌われてしまうと、逆に自分が孤立してしまう危険があるためです。
あまり仲の良い同僚や先輩がおらず、職場で一人でいるマイペースなタイプの人は危ないです。
孤立しているとは周りに助けを求められないということ。
社内で孤立傾向にある人や、人的ネットワークを持たない人はパワハラのターゲットにされやすいのです。
特に女性が多い職場では、派閥にも似たグループを作っていることがあります。
どのグループにも所属していない人が、どちらのグループからも苛められてしまうというケースはよくある話。
また、体育会系のノリを良しとする営業職や製造職など男性の多い職場でもよく見られます。
苛められているとわかっていても、孤立している人にはなかなか手を差し伸べてくれません。
手を差し伸べれば、次はその人もパワハラのターゲットになりかねませんから・・・
仕事ができない人
仕事を覚えるのが遅い人、仕事ができない人もパワハラのターゲットになりやすいです。
ミスや納期遅れなどが目立つと、その分だけ攻撃する材料や機会を何度も与えてしまうことになるからです。
暇だったり時間をかけても大丈夫といった余裕のある職場であれば、それほど問題はないでしょう。
ですが繁忙期や納期が迫っている大変な時期、あるいは人手不足で年中忙しいような職場だと、ミスを連発するような社員は、周りから迷惑がられ、やがてはパワハラや職場いじめへと発展することがあります。
また、仕事力が低い新入社員もいじめの対象になることがあります。
新人ですから右も左もわからないのは当たり前。
仕事ができず、何もかもを教えてもらわなければできない状態です。
そのため「指導」という名をかぶったいじめやパワハラが始まる場合があるのです。
指導が厄介なのは、攻撃している本人がパワハラをしているという自覚ないところ。
本人はあくまでも指導と言い張るでしょう。
言葉遣いや語気が荒くなったり、怒鳴ったりするだけではパワハラとは認められにくいです。
新人の時代は多少なりとも攻撃されてしまうことが少なくありません。
パワハラされるような状況を防ぐ、あるいは数を減らすためには、あなた自身がスキルアップすることが重要です。
成長のスピードは人それぞれ。
いきなり上達するのは難しくても、少しづつでいいのでスキルアップを目指して、攻撃される材料や機会を相手に与えないようにしましょう。
その他にも、
他人に依存する傾向のある人は、その性格につけこまれていいように利用されたりします。
空気が読めない人、論理的すぎて理屈っぽい人、自己主張が強すぎる人、言い方や口調が生意気だと思われている人は、会社内の協調性を乱す人間として排除する対象になってしまいがち。
他人から人気がある人も、場合によれば嫉妬の対象となり、周りに敵を作ってしまったります。
パワハラに遭ってしまったらさっさと逃げる方がいい
パワハラされやすい人の特徴を紹介していきました。
あなたはどれくらい当てはまったでしょうか・・・?
やはり攻撃しても何も言い返してこない人、社内の協調性を乱す人はパワハラのターゲットになってしまう傾向があります。
「パワハラされる側にも理由がある」なんて口にする人もいますが、攻撃しやすい人がいるからと言って、パワハラしてもいいということにはなりません。
パワハラの被害者の共通点が「パワハラを我慢してしまう」ことです。
職場にパワハラに遭ってしまった場合、自分が変わる、パワハラ相手を変える、職場を変えるなどの方法があります。
たしかに仕事ができないなら何らかの対策やスキルアップをはかった方がいいですし、口調や話し方に問題があるなら社会人にふさわしい会話ができるよう改善した方がいいでしょう。
ですがパワハラをされてしまうような、できあがってしまった人間関係を正すのは難しいです。
以前勤めていた会社の上司は、週に30時間を超える残業が認めてもらえない、上司にも手に負えない現場を振られる、ミスをすると他の人が見ている前で叱責されるといったことが相次ぎ、困って先輩社員に相談したことがあるのです。
すると・・・支店長やエリアマネージャーを飛び越えて、なんと人事部に話を通してしまい大ごとになってしまったのです。
先輩社員は上司のことをよく思っておらず、上司を失脚させようと私の件をダシに使ったのです。
それ以降、上司からは私に対して「上にチクるヤツ」というイメージがついてしまい、何かある度に「文句があるなら人事でもどこでもチクったらええやろ!」と開き直る始末。
前以上に自分の立場が悪くなってしまいました。
3ヶ月ほど我慢しましたが、夜眠る時に電気を消すと怒鳴られる幻聴が聞こえるようになり、頭がおかしくなる前に退職しました。
一度うつ病になってしまうと完治することはないので、その後の人生にずっと支障が出る危険性があります。
今思えば、さっさと逃げた方が精神と時間のロスを防げたのではないかと思っています。
嫌いな人や仕事によって人生を台無しにする必要はありません。
職場でのいじめやパワハラは、心身を傷つけ、自殺者まで出してしまうような恐ろしい行為です。
あなたの命や人生よりも大切な仕事なんてこの世に存在しません。
パワハラに遭ってしまった場合はいろんな対策がありますが、まずはあなたの人生を楽しく生きる事を最優先に考えてほしいと思います。
仕事を辞めることは逃げではありません。
職場を去ることに罪悪感を持つ必要はないのです。
パワハラに遭っているにもかかわらず、いじめを放置しているような会社で、死ぬほど辛い思いをしているのであれば退職ということも考えてみましょう。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。