株主優待が廃止・改悪されたらすぐ売るべき!株価が暴落して後悔することになるよ

株主優待 改悪 後悔

日本の上場企業の30%が実施している株主優待。

個人投資家の中には、この優待を目当てに株を買っている人も多くいますね。

かく言う私もその中の一人です。

株式投資の初心者もベテランも楽しみにしている株主優待ですが、

企業の業績や意向により突然、株主優待の廃止や縮小が発表されることがあります。

株主優待の廃止・縮小が発表されたら、その株はすぐに手放してください。

損失の確定を恐れたり、株主優待に固執したりして売るタイミングを逃すと、株価が暴落して思わぬ損失を被るおそれがあります。

今回は、ヴィレッジバンガード・コーポレーションの株式で起こった私の実体験を交えて、

株主優待の改悪でどれだけ株価が下がるのかをお話しいたします。

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魅力的な株主優待の落とし穴

株主優待 改悪 オフィス

日本には3500社を超える上場企業があります。

そのうち1200社以上、実に上場企業の30%を超える会社が「株主優待」を実施しています。

株価を安定させたい企業は、投資家に長期保有をしてもらうため、株主優待の実施に力を入れているのです。

しかし株主優待はあくまで「おまけ」のようなもの。

ですから企業の業績悪化等の理由により、優待制度が突然廃止されたり、内容が縮小(改悪)されることがあるのです。

事実、「100年に1度の金融危機」と言われたリーマンショック後の不況で、多くの企業が株主優待を廃止しました。

そして株主優待の廃止・縮小が発表されると、その企業の株価が暴落する危険性があるのです。

株主優待の廃止・縮小とは

株主優待 改悪 削る

株主優待の廃止とは、それまで実施していた株主優待制度をやめることを言います。

一方、株主優待の縮小には色々と種類があり、まとめてみると以下のパターンに分けられます。

株主優待の対象を長期保有の株主に限定する

株主優待の対象となる必要保有株数を増やす

優待品の金銭価値を減少させる

株主優待の配布回数を減らす

例をあげるなら、株主優待を受け取るにあたって、

1年以上保有の株主に限定される

今まで100株でもらえていたのが500株必要になる

年3000円分の自社製品がもらえていたのが1000円分に減る

年2回もらえていたのが年1回に変更される

という感じになります。

このように、株主優待をもらえる条件が厳しくなったり、優待品がもらえる回数や金銭的価値が減ることを「株主優待の縮小」というのです。

株主優待の廃止・縮小はなぜ起こる?

株主優待 改悪 業績悪化

株主優待がなぜ廃止・縮小されてしまうのでしょうか。

主な理由は、その会社の業績悪化です。

会社とは資本を元に製品やサービスを世に送り出し、その価値の対価として金銭を受け取ることで運営されています。

売上の中から運営にかかった経費を差し引き、残った利益が配当金や株主優待として株主に分配されるのです。

しかし会社の経営がうまくいかず利益が少なくなれば、株主に十分な配当を支払えなくなります。

その結果、無配当となったり株主優待が廃止・縮小されてしまうのです。

また、業績悪化のほか、配当金を手厚くするために株主優待が廃止・縮小されることがあります。

例えば若い人向けの商品を扱っている企業があったとしましょう。

その企業は株主に対して、自社商品を優待品として毎年贈っています。

ですが株式投資をしているのは年配の人が多く、優待品として贈られる若い人向けの自社商品に年配の株主たちには興味がありません

すると「(自分たちが使わない)優待品なんていらないから、もっと配当金を多くしてくれ」と主張しはじめるわけです。

そして海外投資家の存在もあります。

どれだけ利回りの高い優待品を用意していたとしても、海外に住む投資家の元に優待品が届けられることはありません。

海外投資家からすれば、「株主優待があるから、自分たちが受け取れる配当金が少なくなっている」と思うわけです。

海外投資家の比率が多い銘柄だと彼らの声が大きくなり、その結果、株主優待が廃止・縮小されることがあるのです。

株主優待縮小で株価が急落したヴィレッジバンガード

ヴィレッジバンガード

(https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィレッジヴァンガード)より画像引用

ヴィレッジバンガードの株主優待は買物券10000円分!

ヴィレッジバンガードとは、ヴィレッジバンガード・コーポレーションによって展開されている、遊べる本屋」をコンセプトとした書店です。

本屋でありながら、本と文房具以外の商材も取り扱っており、

ジャズが流れる店内は、サブカルチャーやおしゃれ、ノスタルジーをキーワードにした商品が所狭しと陳列されています。

ある種の「気持ち悪さ」や「ダサさ」が若い一定の層に支持され、いわゆるサブカルファンから愛されるお店になっています。

かくいう私もヴィレッジバンガードのファンで、株主優待を実施している企業と知り2014年ごろに株を購入しました。

ヴィレッジバンガードが実施していた株主優待は、年に1回受け取れる10000万円分の買物券です。

それが12000円を上限に、1年保有ごとに1000円増えていくというものでした。

読書好きならわかってもらえると思いますが、本屋の本って絶対に値引きされませんよね。

書店や出版社は「再販売価格維持制度」で保護されており、書籍の価格の値引き・割引はできなくなっているからです。

本やマンガが安く買えるなんて最高じゃないか!

優待利回りの良さもあり、読書好き、マンガ好き、ヴィレッジバンガード好きの私は飛びつきました。

さらに・・・

これは証券会社のサイトには書かれていませんが、毎年4月に株主限定のアウトレットセールを行っています。

東京と大阪のある場所(後に名古屋と横浜が追加)で会場を貸し切って行われるアウトレットセールでは、会場内の70%オフで商品が購入できるのです!

ヴィレッジバンガード株主限定のアウトレットセールの様子

ヴィレッジバンガード アウトレットセール

2014年に100株を14万円ほどでヴィレッジバンガードの株を手に入れた私は、ホクホクした気持ちでいたのですが・・・

2016年、ヴィレッジバンガードより株主優待の縮小が発表されました。

一気に400円を超える大暴落!

実際に株価のチャートを見ていただいたほうがわかりやすいでしょう。

ヴィレッジバンガードの、過去3年間の株価チャートです。

ヴィレッジバンガード 株価チャート

一時は1800円台まで上げていた株価が、ある時いきなり急落しているのがおわかりでしょうか。

株主優待の縮小が発表された日に株価が急落したのです。

現在、ヴィレッジバンガードの株主優待内容はこのようになっています。

ヴィレッジバンガード 株主優待

100株以上で10000円相当の買物券が受け取れるのは以前と同じなのですが、買物券の使用に条件が加わりました。

買物券について、備考の欄にこのように書かれています。

※2,000円以上の買物につき2,000円ごとに1枚利用可

以前はお会計の際に出せば、何の制限もなく、何枚でも使える買物券でした。

変更後は「2000円ごとに1枚利用可」となり、つまり最大50%オフの割引券に変わったということです。

先に説明した株主優待縮小の優待品の金銭価値を減少させるにあたりますね。

実質的に割引券に変わったとはいえ、普通は値引きされない書籍が安く買える事実に変わりはありません。

それにもともとヴィレッジバンガードが好きで買った株です。

その後も変わらず保有することを決めていた私でしたが・・・

多くの投資家はそうは思わなかったようです。

多くの人が株を手放し、株価は急落しました。

それから1年以上経ちますがいまだに株価は復活せず、私は4万円弱の含み損を抱えたままになっています。

おわりに

4万円弱の含み損を抱えた私ですが、次に受け取る買物券を合わせれば、優待額と相殺して含み損はようやくプラスに転じます。

繰り返しますが、私はもともとヴィレッジバンガードが好きで、長期保有するつもりで株を買いました。

長く持つことで買物券の額も12000円分になり、アウトレットセールも楽しみにしています。

だから自分の判断に後悔はありません。

ですが、株主優待狙いで株式投資を行っている人、はじめようと考えている人は、

株主優待の廃止・縮小で企業の株価が暴落する危険性があることに十分に注意しておいてください。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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