派遣社員として仕事をしていると派遣先の職場で飲み会に誘われることってありますよね。
こんな時「行った方がいいのかな」と迷ったことはありませんか?
派遣社員を対象に行ったアンケートやまとめサイトには、
●できることなら飲み会には参加したほうが良い
●行きたいと思った飲み会には参加しよう
と多くの人が答えています。
いやいやいや!
飲み会に参加した方がいいとか、行きたい飲み会には参加しようとか、そんなのわかりきっていますよね。
派遣先の飲み会に行きたくないから困ってるんですよね。
派遣先の飲み会なんて、業務外だから時給もつかない、ひどい場合は自腹だし、周りは知らない人ばっかりだし、楽しめる要素がほとんどない。
でも不参加と断ったら人間関係が悪くなって仕事に差し支えがあるかも・・・って心配だから悩んでるんですよね。
派遣社員が派遣先の飲み会に誘われた時に行くべきか否か、ネットに書き込まれた本音や私自身の体験談、見たり聞いたり使ったりした断り方を紹介したいと思います。
目次
派遣社員は飲み会に参加すべき?
社会人として仕事をしていると、事あるごとに職場で飲み会に誘われることがあります。
歓送迎会や忘年会、新年会、その他に懇親会など・・・
会社に直接雇用されている正社員ならそうしたイベント行事には参加すべきでしょう。
では派遣社員の場合はどうでしょう?
もちろんお酒が好きとか、職場の人と仲がいい、あるいは仲良くなりたいとか「行きたい」と思ってらっしゃるなら飲み会には参加した方がよいです。
ですが、それほど派遣先の飲み会に魅力を感じていない場合は?
当たり前ですが、飲み会に参加しても業務扱いにはなりませんから時給は発生しません。
参加しても飲み会の会費はたいてい自腹です。
参加人数が多い飲み会だと、周りは知らない人ばっかりです。
そもそも面倒な人間関係が嫌で派遣の仕事を選んだという人もいるくらいです。
派遣社員が飲み会を断っても契約上は何も問題ありません。
逆に不参加を理由に、職場で嫌がらせをされたり契約更新がされなかったりといった、不利な扱いをされることはあってはなりません。
とは言っても相手も人間ですから・・・全く参加しなかったり、断り方の感じが悪かったら、あまりいい気はしないでしょう。
今後一切全く飲み会に参加しないつもりなら「私、飲み会とかイベントには参加しませんので」と最初に言い切ってしまうのも手です。
でも職場での人間関係や相手の感情に配慮するなら、「3回に1度くらいは参加してみる」「同じ派遣の人も参加するなら行ってみる」のような、あなたなりの参加頻度や基準を決めて、全部の誘いは断らないようにするのが良いのではないかと思います。
あなたの歓送迎会には行った方がいい
あなたなりの参加頻度や基準を決めて、と述べましたが、誘われたら参加した方がいいと思う飲み会があります。
あなたのために開かれた歓送迎会です。
配属されて早々、「あなた方とは親交を深める気はさらさらないんで」みたいな態度をあからさまに出しちゃうのもアレですし、歓迎会なら会費をタダにしてくれることもあります。
自己開示と同時に、同じ職場で働く人がどういう人間かを知る良い機会になりますので、参加しても損はないかと思います。
派遣社員にも歓迎会を開いてくれる会社って、わりと小規模だったりアットホームな感じだったりするので、序盤に仲良くなれれば仕事がしやすくなるかもしれません。
同じ理由で送別会も参加した方がいいと思います。
送別会を開いてくれる場合も会費がタダになることがありますし、花束やプレゼントを用意してもらえることも。
派遣社員と派遣先なんて3か月単位で契約を終了させられるような関係ではありますが、そこの仕事がスキルアップにつながったり、いろいろお世話になった人もいるでしょう。
送別会を開いてくれるくらいの人間関係なら、最終日にお菓子を配るくらいはしてもいいんじゃないかと思います。
ちなみに・・・私は以前「この仕事が嫌で辞めるんで、送別会とかしなくていいです(笑)」といって送別会そのものを断ったことがあります。
その場の空気は当然悪くなりましたが、もともと人間関係サイアクの場所だったんで痛くも痒くもない。
そもそも、前に飲み会があったときは武勇伝と説教の嵐だったので、やっぱり断って正解だったと思いますね。
職場に何も思い入れがなくて、人間関係が悪くなっても構わないような場合は断っても大丈夫だと思います。
参加人数や規模が大きい飲み会は行かない方がいい
派遣先の職場で見知った顔がある飲み会ならまだしも、他の部署や支店を含めたような飲み会は行かない方がいいと思います。
全く知らない人とか仕事をする上で関わりのない人がたくさん来るような飲み会ですね。
周りはあなたのことを全く知らないし、あなたも周りの人をほとんど知らない。
同期とか前に同じ職場だったとか、「本社の〇〇さんが~」とか、派遣じゃ知り得ないことで盛り上がる人たちを眺めているだけというのはつまらない。
行ったとしてもアウェイ感が半端ないです。
それに派遣社員というだけで下に見てくる人っていますよね。
誘われたから飲み会に参加したのに、端の方でコソコソと「誰が派遣まで呼んだの」と陰口叩かれるなんてことも…
じゃあ呼ぶなよ!って言い返したくなります。
楽しいところはたとえ自腹でも参加したいって思えますが、つまらないところはただの生き地獄。
たとえ奢りでも行きたくないのがそんな飲み会です。
飲み会に行きたくない時は断ればいい
派遣先の飲み会に参加したくないと考えているなら、上手い断り方の理由を探しているのではないでしょうか。
飲み会の不参加や欠席するのに理由はいりません。
派遣社員が派遣先の飲み会に参加する義務はありませんので、参加を断るのに具体的な理由はいらないでしょう。
参加したくないときは「今回は都合が悪いので欠席します」とはっきり言ってしまいましょう。
たまに、候補日がいくつかあって、都合のいい日程を聞いてくる飲み会がありますよね。
日にちと名前が表にして書いてあって、都合のいい日に〇、悪い日に×をつけるような。
そのような場合は全部の日程に×印をつけてしまいましょう。
人のプライベートは詮索されるべきではありませんし、日はわからなけどその日程あたりに用事が入るかも、みたいなことは別に普通にあり得ます。
子育てや介護などの家庭の事情などで、夜に家を空けることができないなんて人もいます。
また、先に歓送迎会は参加した方が良いと述べましたが、本当に飲み会なんかに興味ない、一切参加したくないという方もいらっしゃるでしょう。
そういう場合は配属された最初の方に「恐れ入りますが、飲み会などに誘っていただかなくて結構です」ときっぱり言い切ってしまうのが良いと思います。
おそらく飲み会で声がかかることはないでしょう。
もしも職場の人に言うのは気まずいのでしたら、なるべく早い段階で営業担当者に派遣先の飲み会には参加したくない旨を、派遣先に伝えてもらうのもよいでしょう。
直接言うのが気が引ける場合でも、営業担当者に間に入ってもらえるのが派遣の働き方の良いところです。
派遣先の飲み会の断り方事例集
ですが、派遣先の職場でも人間関係ができてきたり、親しく話す人もできてくるでしょう。
そうした人から「え?飲み会来ないの?なんで?どうして」と理由を尋ねられるかもしれません。
親の介護とか子どもの世話、冠婚葬祭といった重要度の高い理由であれば正直に話しても問題ないでしょう。
ですが「疲れているからすぐ帰りたい」「ただ単に飲み会が嫌い」という理由で断れば、参加しなくてよくなるかもしれませんが、角が立ってしまう危険性があります。
強引に飲み会への参加を求められる、不参加の理由をしつこく尋ねられるようなら、嘘も方便で「どうしても参加出来ない理由」を用意しておきましょう。
飲み会の断り方、断る理由の事例集を挙げておきます。
●最近ちょっと体調が悪くて参加できそうにありません
●お腹の調子がずっと悪いんです
●医者に予約を入れているので参加できません
●お酒を飲むとアレルギー・蕁麻疹が出るんです
●その日は先に家族との約束が入っています
●子どもを預けることができないので参加できません
●予定が入りそうなのですが日程がまだ決まっていないんです
●勉強している資格の試験日が近いんです
●習い事をしているので就業時間後は時間がとれません
●ペットの世話を他の人に頼めないので参加できません
体調不良や、勉強や習い事、介護や子どもの世話といった家庭の事情などを理由に時間がないと言えばたいていの場合は納得してもらえるでしょう。
もちろん断る理由には整合性がとれていなければなりません。
前に大酒飲みを自慢していたのに「アレルギーで参加できない」とか、ペット不可のマンションに住んでいるのに「ペットの世話があるので参加できない」とかだと不自然です。
あなたにとって適切な断る理由を選んでください。
飲み会を断る際の大切なポイントは申し訳ない気持ちを込めて言うことです。
あまりにもひどい言葉で断ってしまうと、職場での人間関係が悪くなったり、次から誘いがなくなってしまう場合もあります。
また、飲み会の幹事やとりまとめをする人の中には、本当は嫌だけど仕方なく引き受けている人もいます。
私もよく押し付けられていました・・・
相手の立場や心情を思いやって発言することは、社会人として大切なことです。
この記事のまとめ
●派遣で働いていいる人も「できるなら飲み会には参加したほうが良い」「行きたいと思った飲み会には参加しよう」と思っている
●あなたが主賓になる歓送迎会には行った方がいい
●他の部署や支店を含めたような飲み会は行かない方がいい
●行きたくない飲み会ははっきり断ってOK
●強引に参加を求められるなら「どうしても参加出来ない理由」を用意しておく
●飲み会の参加を断るときは申し訳ない気持ちを込めて言うこと
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。